骨粗鬆症 OSTEOPOROSIS

骨粗鬆症の特徴

レントゲン検査

骨粗鬆症とは、年齢などが原因で徐々に骨がもろくなっていく病気のことです。人間の骨は毎日新陳代謝が起きています。骨をつくる骨芽細胞、骨を削る破骨細胞のバランスが保たれている状態です。

しかし、運動不足や食生活が悪化すると新しい骨と古い骨のバランスが崩れ、骨が形成される力よりも、削られる量が増え、骨の量が徐々に減少。気がつかないうちに骨がどんどん潰れていき、ちょっとした衝撃で骨折を引き起こしてしまいます。

症状が進行すると、くしゃみをしただけで骨折してしまうケースも。そして一度骨折をすると、2個、3個と新たな骨折を起こす可能性が高くなりますので、注意が必要です。

男性の方よりも、閉経後の女性の方に多い骨粗鬆症ですが、最近では男女関係なく若い方でも症状が増えています。原因としては日中、陽にまったく当たらないデスクワークが仕事の中心となっていることなどが挙げられます。

当院における骨粗鬆症の治療方針

骨密度検査

「近頃背が縮んだ気がする」「仰向けの状態で寝ると背中が痛い」「壁に背中をつけても、ちゃんとくっつかない」などのお悩みがあれば早めに当院での受診をおすすめします。
初期の段階で症状を発見できれば、より負担が少なく骨粗鬆症の予防が出来るので、家系に骨粗鬆症の人がいる方、ステロイド治療を受けている方、タバコやアルコールを嗜む方は、是非一度骨密度の検査を行いましょう。

もし、症状が出ていれば、まず痛みを抑える治療を行いながら、骨を強くする治療も同時に行っていきます。食事療法と運動療法をメインに行い、状況に応じて骨吸収を抑制する薬や骨形成を促進する薬などを処方いたします。骨粗鬆症は生活習慣病です。そのため、根気強く日ごろの運動や食事に気をつけていくことが改善の鍵となります。

当院には、短時間で骨密度を測れる日本骨粗鬆症ガイドラインで推奨されている装置(DXA)があり、他の症状でお越しに来られた際に測定をされる患者さんもいらっしゃいます。ご興味がおありでしたら是非お気軽にご相談ください。

骨粗鬆症の検査方法

CASE1レントゲン検査

背骨や大腿骨などに骨折の有無や変形がないかX線写真を撮影することで判断します。また、患者さんの訴える症状が骨粗鬆症によるものなのかどうかもわかります。

CASE2骨密度検査

骨密度とは、骨の強さを表す指標です。骨密度検査は、骨の中にどの程度カルシウムやミネラルなどがあるのかを測定できるので、高い確率で骨粗鬆症かどうかを判定できます。

DXA法

2種類の異なる微量のX線エネルギーを患部に照射して骨密度を測っていきます。全身どの部位でも検査を行うことが可能ですが、主に腰椎(腰の骨)や大腿骨頚部(股関節部位の骨)の検査に使用されます。日本骨粗鬆症ガイドラインでも推奨されている優れた検査方法です。

CASE3尿・血液検査

尿や血液を調べると身体の新陳代謝の状態がわかります。骨も日々新陳代謝を起こし、身体のバランスが崩れていると、骨代謝マーカー(骨形成や骨吸収の際に血液中に放出される物質)の値が変動し、骨折の危険度を判断出来ます。

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